活動報告

日本臨床歯科学会広島支部(広島SJCD) 活動報告

平成29年4月23日広島SJCD例会報告

2017年4月23日RCC文化センターにて平成29年度総会・第1回例会が開催されました。まずは例会に先立って平成29年度総会が行われ、髙井会長の挨拶の後、昨年度収支報告、今年度の活動スケジュール、新理事紹介がありました。

引き続き例会が行われ、当会会長の髙井裕史先生、相談役の小田師己先生がご講演されました。高井先生は「Consideration of labial tissue volume around the implant~Immediate/Delayed implant placement~」、小田先生は「上皮下結合組織を用いたインプラント周囲歯肉増生術~水平的な歯肉の厚みを獲得する必要性とその効果~」テーマでご講演されました。お二人とも、インプラント周囲の審美性を獲得維持するための軟組織増生の重要性にについてご教授くださいました。

午前中の残りから午後にかけては、今回の招聘講師である奈良県でご開業されているインプラント外科のスペシャリストである堀内克啓先生にご登壇いただき、「骨造成を成功させるためのインプラント外科のポイント―口腔外科医と一般開業医の連携とその外科的境界線―」というテーマでご講演いただきました。インプラント外科の基本知識・骨造成を失敗しないためのポイント・骨造成のガイドライン・難症例への対応等についてご講演いただき、各テーマの中での難症例を多数解説していただきましたが、インプラント外科の各術式の基本は全く同じであるので、外科基本手技を完璧にマスターすることが重要であり、難症例の手術も基本術式の積み重ねに過ぎないとおっしゃっていたことが印象的でした。口腔外科医と一般開業医の連携とその外科的境界線という点において、患者様のためには日々の診療での自分でカバーする外科処置の範囲を再考し、口腔外科医と綿密な連携を図ることの重要性を再認識することができました。

 

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